実写「キングダム」原作未読が見てきたヨ ※ネタバレ感想
映画見る度に予告に出てめちゃくちゃ気になってた実写映画「キングダム」観てきた～～～～～～～～～～～～～～めちゃくちゃ面白かった！！！！！！！！！山の民がクソチートすぎて最高だった クソ燃えた
自分原作未読で映画情報も「山崎賢人主演」「大沢たかおと長澤まさみでてる」「本郷奏多がゲス顔してる」くらいの情報しかなかったけど筋書自体とてもわかりやすかったしそれくらいの知識だった方がクソ胸熱で興奮しながら見れたのでまじで何の情報も入れてなくてよかった
ほんと予告見る度に気になってたんだけど言うて漫画原作の実写映画じゃないですか
正直どうかな～～～わからんな～～振れ幅これはでかいな～～～と思っててるろ実写大好きガチ勢としては多分他の実写映画に対しても普通の漫画ファンよりは寛容（？）な自信はあったけど映画館で見るべきものかな？どうかな？？というのは拭い去れず～～原作も知らなかったし
でもフォロワさんがめちゃくちゃ興奮してらしてしかも「るろ実写ハマる人の気持ちわかったわ」と仰ってたのでこれは！？期待できるのでは！？と早速GW暇してたのでオタクな友人と誘い合わせの上観に行ってみたらまじでめちゃくちゃ超面白かった
中だるみもなくめっっっっちゃいい疾走感だったし見終わった後の「これから治世の為の戦乱の世が始まる……！！！！！！！！」感がすんごい良かった
っていうか漂～～～～～～～～～ウオオオアアア；；；；；；；てなりましたええそうです初見で隣で観てた友人に即バレました漂めちゃくちゃツボです だめだろあんなん 駄目だろ～～～好きになるに決まっとるやんかまじで良すぎる 普通に泣いた
自分最近の俳優全然見分けつかないマンなので漂出てきたとき（はえ～綺麗な顔の子やな無名の子かな？名前知りたい……）て思ったし嬴政として出てきたときは（ええええめちゃくちゃ中心人物やんめっちゃ出世作になるやんてか顔ヨ！！！あかん好きや…誰や…）て思ってたら天下の吉沢亮様でしたね本当に申し訳ございませんでした
いやもう顔が綺麗すぎるのもそうなんだけど漂と嬴政の演じ分けマジですごないですか？漂の時のあの天真爛漫明るい美青年感と嬴政の時の並々ならぬ覚悟を背負った王の自負溢れる美青年感の演じ分けすごんい
でも漂も嬴政もどちらも「諦めるな！」「戦意を折るな！！」て自分に従う戦士達を鼓舞するシーンあるじゃないですか ここだけはどちらの時も将としての器の大きさその姿がまったく同じでそら昌文君も「なんという…！」みたいな顔するよ戦士達も思わず士気あげてしまうよと泣いた
特に漂の時の過去回想なんてさ～～あれもう漂は死確定じゃないですかそれでも己を囮としてお前たちは生き延びろ！てそういうシーンじゃないですか？真の王・嬴政の為に士気を折るな！て影武者として連れてこられた下層民が、しかもこれから先死に行くことをわかっていながら、後は託した！て戦士達を鼓舞するんですよ？あんな魂の輝きそうそう出せるもんじゃないじゃないですか……命は燃え尽きる寸前が最も光り輝く
その時の吉沢亮演じる漂の横顔の美しさと言ったら壮絶の一言ですよ……面を脱いでひたすらにまっすぐに前を見つめ未来を見つめ馬を駆けるんですよ……なんなんほんま美しすぎる死にゆく者があまりに美しすぎる
彼の言った「身の程を弁えぬ大願があります」の台詞が好きすぎるんですけどその大願には大いなる覚悟・時には大いなる犠牲が必要だと心から分かっていて、だから命を賭すべきときが来たときに覚悟を決めた者だけが出せる人の心を揺さぶる声を出せるのだろうなと…そう思ったわけですよ……そして己亡きあとその大願を託せるのはもう一人の友であると……だから村に戻ってきたのであろうと……はあ～～～～～～～器がデケえ～～～～～～～～～（原作未読
そしてこういう、筋書きからしてどうみてもめちゃくちゃかっこいいに決まってるやんかアホなのか？みたいな役であったとしてもその魅力を底から引き出せるかどうかってやっぱ役者にかかってくるところがあるじゃないですか
吉沢亮様ほんま吉沢亮様でしたね！！！！！！！！！！！！！！！あの壮絶な覚悟と美しさを両立できる役者そうそういないよ～～～～嬴政の時と顔は同じだけど性格や雰囲気は全く異なり、しかし「魂の強さは同じ」感出せるの超すごいと思う 目力がすごい 見終わったあと映画情報をすごくググるタイプなんですが過去のインタビューかなんかで「目力にはこだわりました（意訳」みたいなこと言ってたらしくハア～～～～～～～さすがでございます（拱手）てなりました
嬴政は終始体中から滾る王としての自負がほんまに良くて、いついかなるときも静かに心の奥底に「己は中華を統一する最初の王になる」という決意が燃えている決意の横顔がまじで美しすぎて好きなんですけど、同時に昌文君と再会したときのあの昌文君の顔から、この御方のカリスマは口だけじゃない…！ていうのをすごく感じてさらに良い
よく思うんですけど本人のやることなすことから立派さを感じ取るのもいいんですが、その周囲にいる人がその人に向ける顔とか視線から、あっマジのカリスマだなこの人…ってわかるのは上に立つものとしてのカリスマ力を図るに一番の説得力を発揮すると思うんですよ 吉沢亮様の雰囲気から十分にそれはわかるんだけど、同時に高嶋さん演じる昌文君の嘘偽りない心よりの「何よりも、御無事で……！！！」というあの顔に泣いた……誰よりも何よりも案じていた唯一絶対の主君が無事でよかったね……そしてあの昌文君にこんな顔させるとはやはり君は誰よりも名君なんだね……と嬴政に対して思いました…このシーンめっちゃ好き
あと地味に信に草鞋編んでやってペイッて投げてやってるの好き
ほんで山崎賢人も思ったよりすごい良くてほんま顔だけの若手イケメン俳優と思っててスマン！この通り！て思いました
信の好きなシーンは最初の漂と別れたあとの一人の修行シーンがあれすごくいい～～台詞も無くて一人懸命に二人で持った夢を目指して励んでるじゃないですか あの画面から満ち溢れる「あいつも遠い所できっと頑張ってんだ、俺だってやってやる！！」感めちゃくちゃ主人公感じて超好き あと漂がいないのにすっごい絆を感じる超好き いいな～～～～～～～お互いを認め合える大親友……
あとあと漂から大願を今一度託されて、涙して、一人で夜中を走り出すあそこ…もうさ～～～～～～こういうの弱いよねオタクはさ……怒りと悲しみと何かせずにはいられない衝動と内から湧き上がるぐっちゃぐちゃな感情をがむしゃらに走り出すことで外に出さないと今にも張り裂けてしまいそうな…この瞬間……私の魂もあの時一緒に隣を走ってた……ていうか奴隷として信と漂を買ったあの人実はめちゃいい人じゃんね漂の最期にめっちゃ泣くやん……あのあと村焼かれて彼も死んでしまったんだろうな……て考えるとちょっと悲しい
ほんでやっぱ最後を締めるのも主人公ですよ～～～～～～～～ハア～～～～～～～～とめちゃくちゃ胸熱くなった「あいつは誰よりも高く翔ぶ」シーンこれほんまほんと好き
一番最初に出てきて信すげーってなって（岩砕く奴）、中盤で漂が嬴政に対して言う「信は命賭けるに足る者」を印象付ける為に出てきて、ラストバトルで正に誰よりも高く翔んで勝ったのめちゃくちゃ胸が熱くなった
この漂の言う「あいつは誰よりも高く翔ぶ」ってとても印象深く聞こえるしその高く翔ぶって何も物理的にめっちゃ飛ぶだけじゃなくて「これから先の歴史に置いてきっと誰よりも名を上げるだろう」的なあいつはスゲーんだぜみたいなそんなダブルミーニングでもありますよねきっと？？？？？？いい……エモい……（語彙
最後左慈と闘ったときに「夢を語る奴ほど惨めに死んでいく」的な奴に「違う！！！！」て立ち上がったあとの構えがさ～～～直前に出てきた過去回想の漂の剣の構えと同じやん？？そういうの弱いんだよな～～～～二人は一緒に戦ってるんだよな～～～～だって一心同体だもん二人で持った大願だもんハア～～胸が熱くなりまくって止まらない
夢！！！！！この時言う夢って未来とか希望とか願いとか明日とか、こんだけどろどろした策略とか陰謀とかでやってる内乱の中、信が己に掲げて信じてるのはあくまでそういう輝かしき未だ持ち得ない何かなんですよね……そのために剣を取り立ち上がり、己と共に生きた者、そしてこれから共に生きようとしてる者の為に戦う信めちゃくちゃアツいなと思うわけですよ……良い……良い以外の感想が無い
あと長澤まさみ様美しすぎやしないか？？？？？アマゾネス
彼女が出てくるのは知ってたけどポスターにいながらにしてポスターさえあんまりよく見てなかったから「どっかの王女とかで出てくるのかな🤔」て思ってたんですよね～～面を脱いだ瞬間美女出てきたからドタマぶち抜かれた あんな日８のレンジャー物で出てくる悪役みたいなボイチェン声で中から長澤まさみ出てくるとは思わんやん……ヨータンワもずっと脳内カタカナでしたわ 楊端和 もう字面から美しいやん端正の端……
ほんで山の民まじでクソチートすぎない？？？？「山の民は矢などには屈しない！」ていうから実はメチャ厚な鎧でも来てんのかと思ったらまさかのド根性で立ち上がるじゃないですかホンマにクソチートすぎてさすがに笑った すごい 長澤まさみ様に鼓舞されて立ち上がらないなんて男じゃねえもんな、理解る
長澤まさみ様はわたくしの認知としてはナチュラル系ほんわか美女って感じだったんですけどいやほんとすみませんわかってませんでしたわ、覚悟と責務を負った女王の顔するとここまで威厳溢れる美女になるんですね……人間の骨格ってここまで美しくなれるんか？人類の伸びしろが半端ない
そして王騎・大沢たかお！！！！！！！！！！！！！！！！！
いや……あの……もとより歴史ものにおける大沢たかお氏には全幅の信頼を寄せている派閥の人間なんですけどもうそんなんあの存在感に圧倒され過ぎて大沢たかおなの分かってるしどう見ても大沢たかおだし大沢たかお感が全力なんですけど同時に王騎感強すぎないか？？？？？？？大沢たかおfeat.王騎って感じ…………なん……なに？？？？強すぎない？？？体厚スギナイ？？？？肩から丸太生えてる？？？？そして最後なぜ急に三国無双始まったん？？三国無双が始まるよりも前の物語ですよねこれ？？？呂布では？？？ない？？？？
二つの激濃味の美食の塊を全力で口にねじ込まれた感じがすごいっていうか王騎としての存在感も半端ないし大沢たかおとしての存在感も半端ないしいやここまで説得力のある大将軍はなかなかおるまいよ……って思いますね映画冒頭で幼き信が馬を堂々と駆る群れの先頭の大沢たかおfeat.王騎を見て「スッゲェ……俺も……俺もああなりてえ……！！」て憧れを持つのに理解しかなかったですよ こういう説得力のある存在感を出せるのってやっぱ大沢たかお氏の演技者としての実力を感じますよね……背中がでっけえ……
最後の嬴政との問答、少しでも間違えたらマジでこの場で首跳ねられそう的な威圧感とか見定められ感がめちゃくちゃ良いしそこで怯まない嬴政様まじであいつこそが秦の始皇帝様 この矛が黙ってませんヨッ！と、かかってきた兵士たちを薙ぎ払え！する王騎まじで大将軍 そこまで出演シーン多くないのにここまで風圧凄いのやっぱ大沢たかお氏スゲエ～～～～な～～～～～～～て思います 名キャスティング
橋本環奈ちゃんの河了貂はウルトラスーパー透明感カワイイでもうやばい あんな透明感のある瞳をしてるモリゾーキッコロスタイルの女の子（女の子で良いんですよね？）今までよく一人で生きてきたな…強い……カワイイ……金の亡者っぽいところがまた良い…と思います 操みがある（byるろ剣
そして要潤の使い方があまりに贅沢すぎやしませんか？彼の台本には台詞二行くらいしかないんじゃないんですか？大丈夫ですか？事務所から怒られませんか？生首持って大沢たかおの隣に控えるだけの要潤、もう一度言いますよ、あまりに贅沢じゃありませんか？？？？？？？？？？？（要潤好き いや大沢たかおの隣に控えるポジションに要潤を持ってきながら今回はこれくらいの出番ということは、逆説的に実写キングダムは第二章・第三章なども視野に入れているということを感じ取ったので大丈夫です 次回は彼の活躍の姿を見られると期待しておりますとても
言うて要潤のアクションは実写CASSHERNしか知らないんですけどもあの時の要潤超好きなので……バラシン！！な要潤超好きなので……モフモフの襟巻にぴったりボディスーツで日本刀持ってメッチャカッコヨク戦ってるの超かっこよいので……キングダムでも戦ってほしいなとそういう訳です……あっCASSHERNですか？良いですよ？良かったら見て下さい？ボロクソ言われてる実写映画の内の一つですけど私は好きです 伊勢谷友介の顔が最高に良いです（そこ？
取りとめもなく書いてしまったんですけどいやほんと、全般的にまとまりが良くて疾走感が良くて、尚且つ原作未読でも一本通った筋がわかりやすくそれがブレてなくてとてもエンタメ溢れつつ胸熱展開もあり、めちゃくちゃ良かった！☆10つ～～～！！
実写映画ってどうにも批判されがちだと思うんですけど、まあそもそも原作未読だからウッソマジ？！ここカットする！？みたいなシーンもしかしたらあったかもしんないけど、これだけ観た感じだと普通に「原作読みて～～！！」てなるのでこら実写化大成功中の大成功なんじゃないですか？？？なんつか、「キングダム」を描こう、ていうよりも「中国の始まりとそこに生きた人々の魂」を描こう、ていうキングダムが求めているその本質を描くべしという気概を感じてそういう実写化って一番良いと思うんですよ、そういうのを感じましたね私は
キャスティング、脚本は勿論、構成とか演出とか何もかも妥協の無い最高の布陣と思いますし何よりアクションとかめちゃくちゃ興奮しちゃうタイプなんですけどそれも物凄く良くて迫力凄かった～～必殺技って多分キングダムには？無いのかな？？と思うんですけどそれって逆に見せ場を技で作れないハードルもあると思うんですよ（いや知らんよ技あるのかもしんないけど
でも個人的にアクションで一番良かったのはこれって国の合戦のお話じゃないですか今回は内乱だけど そこに技とかってある筈も無くて、本来あるのは圧倒的な兵の数で押す物量と兵の采配じゃないですか そしてクロースアップされる将同士の闘い（今回だとvs左慈）なわけですよ、そこで求められるのは技の放ち合いよりもどうやって泥臭くしぶとく相手の隙を突き相手の命を狙い意志折らずに立ち続けるか、っていうアクションだと思うんですけど、まさにそういう如何にして立ち続け挑み続けるかっていうアクションの動きを感じたんですよね個人的には
だからキングダムというお話に合致したとても迫力のあるアクションを楽しめたので、めちゃくちゃ良いな～～～～～～～～って思ったんですよね……変に奇抜すぎない、しかしとても迫力のあるアクション……みんな己の求める物の為戦っててほんと恰好良かった………嬴政たちは耐え忍ぶ戦い、信たちは将を射る戦い……
いやほんと素晴らしい映画だなとしみじみ思いましたし何よりめちゃくちゃ面白くて、私はこれの後にきっと続編来るだろうなと信じてやまないし続編見たい～～～って思うけどこれだけでもとても区切りが良くめっちゃ面白！て思える出来と思うので気になる人は是非見て欲しい！特に映画館だと総勢50、60頭のリアル馬を使った迫力の騎馬隊が観れるのでめちゃくちゃ格好良いです、さすが中国ロケ広大さが半端ない
最後、剣を納めて「ＫＩＮＧＤＯＭ」てタイトル出るのウルトラスーパーかっこよかった
戦乱の世を終わらせ、剣を納めた後に王国というものはできるのだ
終わり
